心と体

イヌネコの関所が通れない話

ちょっと自閉症などの発達障害の話を。

 え~自閉症などを含む、発達障害を持つ人たちの中には、犬や猫などを苦手としている人たちが居ます。それも、結構な割合で。
 
 犬を苦手とする人たちは、大体があの吠え声が苦手なようです。私も犬の吠え声は苦手ですが。耳に突き刺さるように聞こえることがあるんですよね~。特に小型の犬の吠え声は苦手です。
 後、予想に反して飛び掛ってきたりもしますよね。そういう思いがけない行動は特に自閉症の人たちは苦手とするものです。

 又、猫が苦手な人たちも居ます。

 その人たちは何が苦手なんだろう・・・やはり突然飛び出してきたりすることかなぁ?
 
 犬はまだ外を歩いていてもつながれている事が多いから、まだ急に飛び出すと言ってもある程度範囲がありますよね。猫のほうはもう少し自由に動いてますから、猫が苦手な人は外出自体が苦手になってしまったりもするそうです。

 そこでこれを「イヌネコの関所が通れない」状態、としました。

 別にここで、犬や猫は勝手に外を歩くな、とか言いたいわけではありませんよ。

 苦手なものがあるのは人間誰しもある事だと思います。
 
 とは言え、普通は苦手なものは大人になるに連れて徐々に克服して行きますよね。
 例えば、私は子どもの頃ネギが食べられませんでした。ネギを美味しいと思うようになったのは本当に大人になってからです。
 
 このように、普通の人なら大人になる頃には、その苦手なものとの付き合い方が変わってきたりもしています。
 
 でも、自閉症など発達障害の人たちは、この「大人になるにつれ克服していく」がない、と思ったほうが良いようです。 
 ない、と言っても、永久に克服できない、という意味ではありません。
 
 発達障害の人たちが、苦手なものを克服するには一定の説明の手順が必要です。ただ、残念ながら発達障害の人たちの周りの人たちで、この手順をよくわきまえている人は少ないです。

 良く<環境設定>という言い方をする人がいます。つまり、発達障害の人が苦手なものを克服するのに必要なのは、その人の周りの環境を整えて、まずその苦手なものを遠ざけた状態にしてから、徐々にその苦手なものに慣れていく、という事が必要です。言葉が理解できる人なら、その人の理解の程度にあわせた言葉で説明することが有効だったりもします。

 って言うことが、なかなか発達障害の人の周りの人に理解されていないんですよ。

 イヌネコが苦手な人は別に発達障害の人だけには限りません。定型発達(自閉症など発達障害を持つ人に対して、発達障害を持たない人をこういいます)の人にも、イヌネコが苦手な人はいます。
 とは言え、発達障害の人たちが困るのは、「イヌネコに会うのが嫌なために、外出そのものを嫌がるようになる人もいる」ということです。

 その人たちにしてみたら、凄く辛い状態でもあるわけです。外出がしたくないわけではない、しかし、イヌネコに会いたくないがために外出が出来ない、そういう状態に居るからです。
 それを見守る家族の人だって大変です。

 そういう人たちのためにも、少しでも自閉症など発達障害を持つ人たちの周りの人が、発達障害の事を理解して、支えて上げられると良いのですが。

 現実はなかなかそうは行かないですね。

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